東京都シルバーパス条例の一部を改正する条例の提案について
2009年2月18日
日本共産党東京都議会議員団
1、条例改正のポイント
○第4条、費用の負担のなかに新たに「所得に応じて」を追加するもの。現行の住民税非課税者は1千円、課税者は一律2万510円となっている負担制度に所得段階に応じた負担を設定するもの。
○第2条、シルバーパスを利用できる対象に、多摩モノレール、ゆりかもめを追加するもの。
2、改正の理由
○現行の課税者一律2万510円の設定については、高すぎるとの批判、中間段階の料金設定を求める要望が利用者から寄せられている。対象(70歳以上)人口に占めるシルバーパス利用者の比率は低下し、かつての7割台から5割を切る事態となっている。高齢者の社会参加の促進のためにも負担を軽減し利用の拡大をはかることが求められている。
○都と同様な制度をとっている他の多くの政令市では、バス、地下鉄だけでなく新交通システムにも対象を拡大しており、東京都市長会からも「多摩都市のモノレールへの拡大を図ること」との要望がされている。利用促進のために多摩モノレールなどへの拡大が求められている。
3、所得に応じた負担設定について
条例では「所得に応じて」と規定し、具体的な所得段階と負担料金については、規則で定める。設定については今後の課題となるが、わが党としては、3千円の設定を考えている。
4、推計必要経費
約40億円
以 上
【添付ファイル】 条例案
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