2016年夏期オリンピック第1次選考結果について
2008年6月5日
日本共産党東京都議会議員団
昨日開催された国際オリンピック委員会の理事会において、2016年夏期オリンピック開催候補地の第1次選考がおこなわれ、正式立候補都市の1つとして東京都が選出されました。
しかし、石原慎太郎知事がすすめるオリンピック招致は、とんでもない税金の浪費につながるものです。招致経費はすでに当初の3倍の150億円にふくれあがり、オリンピック招致をテコにした大型幹線道路や大型ハコモノなどの投資は9兆円規模にもなります。さらには、すべてをオリンピック招致活動に結びつける都政運営のゆがみが拡大し、都民の批判が高まっています。
また、オリンピックのメディアセンターをつくるために、築地市場を土壌汚染が重大問題となっている豊洲に無理やり移転させようとしていることは絶対に許せません。
いま都民は、原油高騰による物価値上りや後期高齢者医療制度をはじめとする負担増など、かつてない厳しい状況におかれています。東京都が行うべきことは、オリンピックの名による税金のムダづかいをやめ、都民のくらしと営業を守ることに全力をつくすことです。
以上
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