東京都知事 石原慎太郎 殿
2011年5月25日
日本共産党東京都議会議員団
都内全域の継続的放射線測定に関する申し入れ
日本共産党都議団は、5月6日〜25日までの間、専門家の協力も得て、都内全域の放射線量測定をおこないました。
その結果は別紙の通りです。
今回の私たちの測定は、まだ端緒的なものですが、東京都の公式測定値より高い地域が多いこと、地域間の偏りがあることを示しています。全体として都内においても、福島原発事故による放射能汚染の影響が一定程度広がっていることを示唆するものと考えます。
この結果は、現在の都内の放射線測定が極めて不十分なであることを示すものです。わが党は都の放射線測定を緊急に抜本的に強化することを強く申し入れるものです。
記
- 環境放射線量測定について、地上1m地点で、都内全域で、可能な限りメッシュを細かくして全面的かつ継続的におこなうこと。特に、足立区、葛飾区、江戸川区、江東区など放射線量が高い地域、および学校・幼稚園・保育園、公園などについては、地表面についても測定するとともに、必要な土壌の放射線量を測定し、公開すること。
- 海底、河川、池などの土壌を測定すること。
- 土壌、水、野菜、魚介類などの放射線量、核種別測定の態勢を抜本的に高めること。
- 豊洲新市場予定地内について、その地表面及び土壌汚染調査のボーリングコアについても、放射線量測定を実施すること。また、予定地内、ボーリングコアを公開し、希望する専門家等が放射線量の測定、調査・研究ができるようにすること。
以上
2011年5月26日付「しんぶん赤旗」に報道されましたので、ご参照ください。
【添付ファイル】 申し入れPDFです
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