日本共産党都議団は、30日、豊洲新市場予定地の液状化問題について、東京都が発表した「専門家の見解」及び「専門家の見解と対応方針」に専門家としてかかわった安田進氏、長谷川猛氏に対し、別紙の公開質問状を事前に連絡をとり回答を求めようとしましたが、安田氏からは「技術会議の委員」であることを理由に「東京都に対しおこなってもらいたい」との理由で、受け取りを拒否されました。
しかし、豊洲新市場予定地の市場としての適性及び土壌汚染対策の適否にかかわる重大性から、本日、東京都にたいしては、両氏に対し専門家としての良心に基づいて回答してよい旨を伝えることなど、別紙の申し入れをおこなうとともに、両氏には誠意ある回答を求め公開質問状を送付いたしました。
その公開質問状と、東京都への申し入れ文を発表するものです。
また、この問題について、専門家として豊洲新市場予定地の土壌汚染問題にかかわってきた日本環境学会顧問(前会長)・元大阪市立大学大学院教授、畑明郎氏のコメントをいただきましたので添付します。
東京都への申し入れPDF
安田進氏への公開質問状
両氏の公開質問状に添付した東京ガス豊洲工場史
長谷川猛氏への公開質問状
日本環境学会顧問(前会長)・元大阪市立大学大学院教授 畑 明郎 氏のコメント
技術会議が存続しているのなら、技術会議としての見解を示すべきであり、一部の委員の見解を発表するのは、おかしいです。
また、専門家個人として見解を示したことについて、公開質問状が出ているのであれば、個人の見解として回答すべきです。
清水ひで子政調委員長のコメント
「専門家の見解と対応方針」は、安田氏と長谷川氏が専門家として示した見解と、それを受けて都が両氏と相談しながらまとめた対応方針からなるものです。両氏は、「専門家の見解」にたいする質問に誠実に答えるべきです。同時に対応方針についても、疑問とする質問を受けているのですから、専門家として、自らの見解を明らかにしてもらいたいと思います。東京都は、自らの方針が正しいというなら、両氏の個人見解の発表を抑えるのではなく、尊重すべきです。
【添付ファイル】 「しんぶん赤旗」(9月3日付)に掲載されましたので、ご参照ください。
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