米軍大型輸送ヘリコプターCH53からの部品落下事故に関する申し入れ
東京都知事 小池百合子殿
2017年12月13日
日本共産党東京都議会議員団
米軍大型輸送ヘリコプターCH53からの部品落下事故に関する申し入れ
本日、午前10時ごろ、沖縄県宜野湾市の普天間第二小学校のグラウンドに米軍機CH53（大型輸送ヘリコプター）からと思われる窓が落下し、４年生の男児１人が負傷したと報道されました。
CH53は10月に同県東村で炎上・大破する事故を起こしたばかりです。さらに、今月7日には同県宜野湾市の保育園の屋根にCH53につけられていた装置のカバーがみつかり、同機から落下したものである疑惑がもたれています。東村で炎上・大破したヘリは、その１ヵ月前に横田基地に飛来しています。
一方で、今年度に入ってから横田基地に所属、あるいは飛来した米軍機による落下事故も何度も起こっています。
普天間基地周辺と同じく、横田基地周辺も、住宅をはじめ小学校など公共施設が多数密集した市街地です。同様の事故が東京上空で発生すれば、都民の生命とくらしに甚大な被害をもたらす危険があります。
東京都には今回の事故を受けて都民の命と安全を守る立場で、米軍および、国にたいして厳しく対応することが求められます。
よって、日本共産党都議団は、都として、国及び米軍にたいして、以下の対応をとるよう強く申し入れます。
一、米軍と国にたいし事故の詳細報告と原因究明を求め、原因究明がされるまでは大型輸送ヘリCH53の横田基地への飛行を差し止めること
一、横田基地の米軍機の一斉点検を行うよう米軍及び国に要請すること