本日の第6回豊洲新市場問題の専門家会議について
本日の第6回豊洲新市場問題の専門家会議について
2017年5月18日
日本共産党東京都議会議員団
幹事長 大山とも子
本日開催された専門家会議は、当初予定されていた今後の対応策を提案できない結果となりました。
東京都は、これまで豊洲新市場予定地の土壌汚染対策として、2010年都議会第1回定例会で「無害化された安全な状態での開場」などとした付帯決議、その内容として市場長が、操業由来の汚染をすべて除去、浄化し、土壌も地下水も環境基準以下にすることなどを、都民、都議会に約束してきました。
しかし、専門家会議は、この付帯決議や市場長答弁を無視して、土壌も地下水も環境基準以下にするという約束を放棄した対策をすすめるという提案をする予定でした。
ところが、本日の会議で、市場業者の皆さんを中心にした都民のみなさんが、市場当局、専門家会議のやり方を許さず、都民、業者との約束を守るよう求め続けました。こうした道理ある声があいつぐ中で、本日の専門家会議では、当初予定されていた今後の対応策を提案できない事態になったものです。本日の結果は、市場当局と専門家会議の土壌汚染も地下水汚染も環境基準以下にしないという対応が大きな矛盾に直面したものです。
わが党は、50年、100年の事業である食の安全・安心を守るためにも、豊洲新市場の移転はきっぱり中止し、築地再整備に踏み出すことを強く求めるものです。
以上