熊本地震への支援に関する緊急申し入れ
日本共産党東京都議会議員団が知事宛に行った「熊本地震への支援に関する緊急申し入れ」は次のとおりです。
東京都知事 舛添要一 殿
２０１６年４月１９日
日本共産党東京都議会議員団
熊本地震への支援に関する緊急申し入れ
熊本地震発生から５日が経過しましたが、熊本県と大分県で地震が600回を超えるなど、ひきつづき激しい揺れを伴う地震の可能性があり、予断を許さない重大な事態が続いています。避難生活も長引き、さらなる長期化も見込まれています。食料や水、生活物資や医療・介護物資なども行き届かない事態が生まれています。膨大な被災者・避難者が生まれている一方で、地震によって役所・役場も被災していること、車中をはじめとした避難所以外で寝泊まりされている被災者が多数にのぼることなどが、被災者・避難者の現況・要望の把握の難しさ、連絡・調整・指揮などに係わる人員の不足に拍車をかけています。
東京都として、支援を抜本的に強化することを申し入れます。
１、深刻な事態となっている被災地への救援・支援のために、都として、必要な人員も派遣し、現地の実態・要望のいっそうの把握に努め、支援を抜本的に強化すること。
２、食料や飲料水など求められている救援物資を被災者の手元に届けきるための輸送等の支援を緊急に行うこと。
３、避難の長期化に伴う健康問題の深刻化が憂慮されており、現地からの要望や都独自の実態把握にもとづき、医療・介護のスタッフの派遣・支援を最大限行うこと。ライフライン復旧のためのスタッフの派遣を強化すること。
４、区市町村とも協力して、九州地方からの広域避難者の受け入れに備え、活用可能な都営住宅や公共施設、民間の居住・宿泊施設の確保、支援物資の確保などを進めること。
以上