子どもの属する世帯に係る国民健康保険料又は国民健康保険税の補助に関する条例(案)について
日本共産党東京都議団は、第2回定例会に「子どもの属する世帯に係る国民健康保険料又は国民健康保険税の補助に関する条例(案)」を提案します。
★会見する(左から)大山とも子、白石たみお、藤田りょうこの各都議(2021.5.31)
・子どもの属する世帯に係る国民健康保険料又は国民健康保険税の補助に関する条例(案)
子どもの国保料ゼロ円条例(案)の提案について
1、条例案の主な内容
〇国民健康保険料(税)には、国保に入る家族の人数に比例して負担が増える均等割の仕組みがあります。この均等割のうち、子ども(18歳になる年度の年度末まで)にかかる分の額を減免する区市町村に対し、補助を行います。
〇減免した子どもの均等割の全額を都が補助し、子どもの均等割負担をゼロ円にします。
2、提案理由
〇国保の均等割は、所得のない子どもも含め、国保に加入する全ての家族にかかる、人頭税のような仕組みです。そのため、子どものいる世帯にとって国民健康保険料(税)の負担はとりわけ重いものになっています。子どもの均等割は、子どもの貧困対策にも、子育て支援にも逆行するものです。
〇一方、雇用されている方が加入する健保組合や協会けんぽなどの保険料には、均等割はありません。
〇国はようやく来年度から子どもの均等割の負担軽減を始める方針ですが、小学校入学前の子どもに限って、半額にするだけです。
〇そのため、都として独自に負担軽減の対象者と軽減額を拡大するため、本条例案を提案するものです。
以 上