中学校英語スピーキングテスト(ESAT-J)に関する 都民の声に誠実に対応することを求める申し入れ
標記の申し入れを、浜 佳葉子 教育長宛てに行いましたのでお知らせいたします。
教育庁の総務部 新田 智哉 担当部長(総務課長事務取扱)、指導部 堀内 明 主任指導主事(国際教育推進担当)が応対し、「すでに議会答弁やQ&Aなどで答えている」「『適切』に対応している」等と述べました。
☆申し入れる(右から)田の上いくこ(ミライ)、斉藤まりこ(共産)、アオヤギ有希子(共産)、池川友一(共産)、竹井ようこ(立憲)、とや英津子(共産)、里吉ゆみ(共産)、風間ゆたか(立憲)の各都議(2022.11.11)
申し入れ文書は以下のとおりです。
2022年11月11日
東京都教育長 浜 佳葉子 殿
中学校英語スピーキングテスト(ESAT-J)の
都立高等学校の入学者選抜への活用を
中止するための東京都議会議員連盟
中学校英語スピーキングテスト(ESAT-J)に関する都民の声に誠実に対応することを求める申し入れ
東京都教育委員会が都立高校入試に英語スピーキングテスト(ESAT-J)を活用することについて、当事者である中学生や保護者、教職員、研究者、専門家など幅広い都民から、問題点が指摘され、中止、見直しを求める声が日を増すごとに高まっています。
11月2日には、当議連(42名)の総会と都民集会が開催され、会場とオンラインを合わせて100名以上が参加しました。集会後には都庁前で宣伝行動も行われ、仕事を終えて駆け付けた都民らが訴えました。
集会では、中学生の保護者や専門家から「公平・公正といえないテストを入試に活用するのは納得できない」「保護者の同意もなく、中学生の個人情報がベネッセに渡っている」「ベネッセへの個人情報提供に選択の余地がないのは個人情報保護法違反ではないか」などの意見が続出しました。
さらに「都教委は、提出した公開質問状に、途中から回答しなくなった」「都教委は、保護者の要望や質問にまともに答えない」「教育委員宛ての要望書を委員に渡していない」など、都教育委員会(教育庁)の不誠実な対応に怒りが広がっています。
受験生からも保護者からも、いまだに様々な疑問が出されているなかでのテストの強行は許されません。よって、下記のとおり申し入れます。
記
- 「入試改革を考える会」から提出されている第6~12回公開質問状に対し、テスト2週間前の11月14日までに文書で回答すること。
- 10月14日に大津由紀雄氏(慶応義塾大学名誉教授)らが提出した要望書を、教育委員1人ひとりに渡し、誠実に対応すること。
- 8月26日の保護者の会からの質問や要望で、未回答の部分について回答する機会を持つこと。
- 保護者や都民からの質問や要望には誠実に対応し、説明責任を果たすこと。
- 中学校英語スピーキングテスト(ESAT-J)の都立高校入試選抜への活用を中止すること。
以 上