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質問・条例提案

2022.12.15

文書質問 東京都出産応援事業について 大山とも子都議(新宿区選出)

2022年第4回定例会で以下の文書質問を提出しました。

2022年第4回都議会定例会文書質問趣意書
提出者 大山とも子

質問事項
 一 東京都出産応援事業について

答弁
 一 東京都出産応援事業について


一 東京都出産応援事業について
 出産をお祝いしてくれることは、うれしいことです。だからこそ、お祝いしてもらった都民が良かったと思えるようにすることが重要です。
 1 東京都出産応援事業で、家事代行サービスを頼むと必ずハンディ掃除機がついてくるということになっているということですが、なぜそのようなことになるのですか。
 2 出産間もないお母さんにとって、家事代行はとてもうれしいことです。しかし、家事代行サービスを頼むと必ずハンディ掃除機がついてくるとのことで、本当は4回頼みたかった方が、ハンディ掃除機は4つもいらないと、結局家事代行は1回しか頼むことができませんでした。ハンディ掃除機が毎回ついてくることは無駄だし、結局本当の希望とは違うものを頼まざるを得ませんでした。どう受け止めますか。
 3 同じ出産後の方々でも、必要なものはそれぞれ異なります。現金ならその方が最も必要と思うものに使うことができます。お祝い金ということは検討したのでしょうか。出産応援事業が現在の内容になった検討の経過を時系列で教えてください。
 4 出産応援事業の予算の詳細な内訳を示してください。
 5 事業開始から直近までの対象者数と実績を示してください。

2022年第4回都議会定例会
大山とも子議員の文書質問に対する答弁書

質問事項
 一 東京都出産応援事業について
 1 東京都出産応援事業で、家事代行サービスを頼むと必ずハンディ掃除機がついてくるということになっているということだが、なぜそのようなことになるのか伺う。

回答
 育児用品や子育て支援サービス等を提供する東京都出産応援事業では、1ポイントを1円相当として、子供一人当たり10万ポイントを付与しています。
 育児用品等のポイントは市場価格に基づき設定し、全てのポイントを使い切れるよう5千ポイント単位としており、提供するサービス等がポイント相当の価値となるよう、ハンディークリーナーなど育児用品等をセットにして案内している場合もあります。

質問事項
 一の2 家事代行サービスを頼むと必ずハンディ掃除機がついてくることは無駄であり、結局本当の希望とは違うものを頼まざるを得なかったが、どう受け止めるか伺う。

回答
 東京都出産応援事業では、専用ウェブサイトにおいて、700点以上の育児用品や子育て支援サービス等を用意しています。
 また、利用者アンケート等による様々な意見や要望、申込状況等を踏まえて育児用品等を入れ替えるなど、対象家庭のニーズに合わせて充実を図っており、引き続きニーズにきめ細かく対応できるよう取り組んでいきます。

質問事項
 一の3 同じ出産後の方々でも、必要なものはそれぞれ異なり、現金ならその方が最も必要と思うものに使うことができるが、お祝い金ということは検討したのか。出産応援事業が現在の内容になった検討の経過を時系列で伺う。

回答
 東京都出産応援事業では、子育てに役立ててもらうため、祝い金等の現金ではなく、10万円分の育児用品や子育て支援サービス等を提供することとし、専用ウェブサイトにおいて希望するサービス等を選択する仕組みとして、令和3年度から実施しています。

質問事項
 一の4 出産応援事業の予算の詳細な内訳について伺う。

回答
 東京都出産応援事業の令和4年度予算額は4,956,256千円であり、その内訳は、育児用品等の代金及び委託事業者の事務費に係る公益財団法人東京都福祉保健財団への出えん金が4,846,364千円、同財団及び区市町村の事務に係る委託料が109,892千円となっています。

質問事項
 一の5 事業開始から直近までの対象者数と実績について伺う。

回答
 東京都出産応援事業では、令和3年1月1日以降に子供が産まれた家庭を対象に、令和4年12月末時点で、約18万4千世帯へ専用ウェブサイトにアクセス可能なIDカードを配付し、約16万1千世帯が登録しており、ミルク等の消耗品や空気清浄機等の生活支援用品など、約128万点の育児用品や子育て支援サービス等を提供しています。