ご意見・ご要望
ページトップヘ

質問・条例提案

2022.12.15

2022年第4回定例会 文書質問 環八千歳台交差点のバリアフリー化について ほか 里吉ゆみ(世田谷区選出)

 


2022年第4回定例会 文書質問 環八千歳台交差点のバリアフリー化について 他
里吉ゆみ


質問事項

 一 環八千歳台交差点のバリアフリー化について
 二 東京グリーン水素ラウンドテーブルについて

一 環八千歳台交差点のバリアフリー化について
 私の地元世田谷区では、環状八号線千歳台交差点におけるバリアフリー化を求める住民運動が長年にわたり続いています。
 この交差点は、環状八号線と都道補助54号線が交差する変形の五差路で、横断歩道がないため環状八号線を歩行者が横断するには、歩道橋を渡るしかありません。この地域には都民の憩いの場である都立芦花公園があり、また道路の反対側には千歳温水プールをはじめ、病院や公共施設などがあり、環八の周辺一帯が生活圏になっています。そのため、相互の往来が多い交差点です。
 歩行者が歩道橋を渡らなければならないのですが、車いすやベビーカーで38段の階段を上りおりするのは難しいため、中には自転車専用レーンを横断してしまうケースもあり大変危険です。
 2021年2月には環境建設委員会と警察消防委員会にも、環八千歳台交差点のバリアフリー化を求める陳情が質疑され、継続審査となった経緯があります。
 その後、地元町会・自治会などの要望をうけた世田谷区が、東京都第2建設事務所や成城警察署にバリアフリー再検討を求める要望書を提出しました。都はこれを受けて、2022年6月に都と世田谷区の課長級で構成する連絡調整会議を設置することになりました。
 都では、交差点の課題点、これまでの経緯、現状などについて整理をし、バリアフリー化にむけた関係機関との協議をすすめていくことになっています。
 1 4つの町会・自治会から一般式信号による横断歩道設置の要望を受け、都と世田谷区の連絡調整会議が設置されたとのことだが、どのような構成メンバーなのか、議論の進捗と今後の見通しについて伺います。
 2 近くには保育園もあり、歩車分離信号の要望やエレベーター設置などを求める声も出されています。現在行われている検討には、これら様々なバリアフリー化も対象となっているのでしょうか。
 3 地元町会をはじめ、地元住民に対しては、適宜情報提供を行い、合意形成を図る必要があると思いますが、どのようにすすめるのでしょうか。

二 東京グリーン水素ラウンドテーブルについて
 「東京グリーン水素ラウンドテーブル」について伺います。
 1 ラウンドテーブルとは、立場、役職、部署の違う数名で円卓を囲み、上下関係や立場を気にせず自由に意見交換を行う会議のことと言われていますが、「東京グリーン水素ラウンドテーブル」とは、どのような会議なのでしょうか。
 2 会議の目的と、いつ頃まで、およそ何回程度開催する予定なのか、また参加者は毎回違うようですが、どのように選定するのか、また東京都からの参加者についても伺います。
 3 会議の最後には、なにか提言のようなものをまとめるのか、それぞれの参加者から提案をしてもらうのか、うかがいます。
 4 第1回、第2回の各提出者からの取り組み紹介の中には、グリーン水素以外のものも報告されていました。また第2回では、パイプラインを含めた水素供給体制の事例やあり方、課題、水素利用拡大の方向性について意見交換がされたと報告されていますが、グリーン水素以外に活用することはないのでしょうか。
 5 会議で示された資料は公開されましたが、知事のあいさつや意見交換、知事のまとめ発言については現在公開されていません。本来全て公開するべきではありませんか。
   公開しないという方針であれば、その理由もお答えください。
 6 現在都内にある水素ステーションは、全部でいくつあるのか、どれくらいの利用量なのでしょうか。今後の拡大計画について伺います。また、ここで使われている水素の中にグリーン水素はあるのでしょうか。

 

里吉ゆみ議員の文書質問に対する答弁書

質問事項
 一 環八千歳台交差点のバリアフリー化について
 1 4つの町会・自治会から一般式信号による横断歩道設置の要望を受け、都と世田谷区の連絡調整会議が設置されたとのことだが、どのような構成メンバーなのか、議論の進捗と今後の見通しについて伺う。

回答
 令和4年6月に設置した「環八・千歳台交差点バリアフリー化に関する連絡調整会議」は、都と世田谷区の関係部局で構成し、環八千歳台交差点のバリアフリー化に向けた検討及び連絡、調整を行っており、引き続き取り組んでいきます。

質問事項
 一の2 近くには保育園もあり、歩車分離信号の要望やエレベーター設置などを求める声も出されているが、現在行われている検討には、これら様々なバリアフリー化も対象となっているか伺う。

回答
 令和3年9月に地元町会から世田谷区に出された要望書は、歩車分離式ではない一般的信号機による横断歩道設置の可能性を検討してほしいという趣旨です。このため、一般的信号機による横断歩道設置を基本として検討しております。

質問事項
 一の3 地元町会をはじめ、地元住民に対しては、適宜情報提供を行い、合意形成を図る必要があるが、どのようにすすめるか伺う。

回答
 地元住民に対しては、必要に応じて、世田谷区と連携して情報提供を行っていきます。


質問事項

 二 東京グリーン水素ラウンドテーブルについて
  1 「東京グリーン水素ラウンドテーブル」とは、どのような会議か伺う。

回答
 東京グリーン水素ラウンドテーブルは、グリーン水素の普及について先進的な取組を行う企業等と知事が意見交換などを実施しています。

質問事項
 二の2 会議の目的と、いつ頃まで、およそ何回程度開催する予定か、また参加者は毎回違うようだが、どのように選定するのか、また東京都からの参加者について伺う。

回答
 東京グリーン水素ラウンドテーブルは、グリーン水素の普及について先進的な取組を行う企業等と知事が必要に応じ意見交換などを実施しています。

質問事項
 二の3 会議の最後には、なにか提言のようなものをまとめるのか、それぞれの参加者から提案をしてもらうのか、伺う。

回答
 東京グリーン水素ラウンドテーブルは、グリーン水素の普及について先進的な取組を行う企業等と知事が意見交換などを実施しています。

質問事項
 二の4 第1回、第2回の各提出者からの取り組み紹介の中には、グリーン水素以外のものも報告されており、また第2回では、パイプラインを含めた水素供給体制の事例やあり方、課題、水素利用拡大の方向性について意見交換がされたと報告されているが、グリーン水素以外に活用することはないのか伺う。

回答
 東京グリーン水素ラウンドテーブルは、グリーン水素の普及について先進的な取組を行う企業等と知事が意見交換などを実施しています。

質問事項
 二の5 会議で示された資料は公開されたが、知事のあいさつや意見交換、知事のまとめ発言については現在公開されておらず、本来全て公開するべきではないか。公開しないという方針であれば、その理由について伺う。

回答
 出席者による自由かつ率直な意見の交換ができるよう、非公開としています。

質問事項
 二の6 現在都内にある水素ステーションは、全部でいくつあるのか、どれくらいの利用量なのか、今後の拡大計画について伺う。また、ここで使われている水素の中にグリーン水素はあるのか伺う。

回答
 水素ステーションは、現在都内に23か所あります。それらの利用量については承知していませんが、グリーン水素を活用した例があります。
 また、都では2030年までに150か所の整備を目標にしています。

以上