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申し入れ・談話

2023.10.19

英語スピーキングテスト議連 申し入れ

 標記の申し入れを本日、浜佳葉子 教育長宛てに行いましたのでお知らせします。

 教育庁のグローバル人材育成部 瀧沢佳宏 部長が申し入れを受ける約束で、本人と直接時間を調整し、事前に申し入れ内容を伝えていたにもかかわらず、部長は、連絡もなく申し入れの席に来ないという不誠実な対応をとりました。

 同部の 軽部智之 国際教育企画課長が現れ、「部長からは申し入れ内容については何も聞いていないので、回答することはできない」「保護者への回答はいつできるかわからない」「組織として保護者と会わないと決めているわけではない」と述べました。

 瀧沢部長の、議連および都民・保護者に対する不誠実極まりない態度は、許されるものではありません。謝罪し、議連・保護者の要請の場に出席して誠実に回答することを求めるものです。

★都教委に申し入れる(左から)風間ゆたか(立憲民主党)、とや英津子、アオヤギ有希子、斉藤まりこ、竹井ようこ(立憲民主党)、もり愛(ミライ会議)、岩永やす代(生活者ネット)、桐山ひとみ(ミライ会議)の各都議(2023.10.19)


東京都教育長 浜 佳葉子 様

2023年10月19日
中学校英語スピーキングテスト(ESAT-J)の
都立高等学校の入学者選抜への活用を
中止するための都議会議員連盟

英語スピーキングテスト・ESAT-Jをめぐる
保護者の要求についての申し入れ

 中学校英語スピーキングテストESAT―Jは、これまで4年間にわたりベネッセが準備を進め試験を実施しましたが、採点の公平性が担保できない、個人情報保護が適切でない、試験会場で周りの生徒の解答が聞こえたなど、深刻な問題が起きてきました。
 都教委は検証もせずに、「試験は適切に行われた」と言っていますが、協定期間満了に伴う新たな事業者募集が行われ、ベネッセは応募すらできず撤退しました。ここに、ESAT-Jの破たんがはっきり表れています。
 こうしたもとで、「都立高校入試英語スピーキングテストに反対する保護者の会」は今年5月31日、都教育委員会あてに改善要望書を提出しましたが、6月18日の回答期限を過ぎてもいまだに都教委からの回答がないと聞いています。さらに、保護者同席の議連ヒアリングへの出席を拒否するという都としてあり得えない態度をとっています。
これら都教委の対応は、都民への責任を果たさず、信頼を著しく壊すものです。また議連への誠意ある対応とはとても言えず、許されるものではありません。
 よって「英語スピーキングテストの都立高校入試への活用中止のための都議会議員連盟」として以下の事項を申し入れるものです。

一、都立高校入試英語スピーキングテストに反対する保護者の会から都教委あてに提出された「改善要望書」への回答を直ちに出すこと。

一、議連レクチャーに保護者を同席させること。

一、ESAT-Jを受験した生徒の解答について、開示された音声を保護者の前で聞き、確認すること。

以 上