臨時会での議長選挙への意見と提案について
29日の議会運営委員会理事会において日本共産党都議団は、和泉なおみ幹事長が「臨時会での議長選挙への意見と提案」について発言し、各会派に対応を求めました。
「臨時会での議長選挙への意見と提案」は以下の通りです。
臨時会での議長選挙への意見と提案について
2025年1月29日
日本共産党東京都議会議員団
幹事長 和泉なおみ
本日の議会運営委員会理事会は、議長辞職の申し出に伴って、これを議会として許可し、新たな議長を選出するために議会招集の要請を行うものです。日本共産党都議団はもちろん、臨時会の招集に賛成です。
今回の議長辞職と臨時会招集は、都議会自民党の政治資金パーティー収入の不記載、裏金問題によるものです。
都議会自民党は、現職の都議会議員の半数を超える16人を含む26人に不記載があったと公表しました。宇田川聡史議長もその中の一人であり、宇田川議長自身が、「政治不信を助長する結果となった」「自らの責任と今後の議会運営への影響を考え、議長の職を続けるべきではないと考え、議長の職を辞することとした」と述べています。
しかも公表された中には、前議長の名前も挙がっています。
都議会を代表する議長、前議長が裏金問題の当事者であったことは、都議会への信頼を深く傷つけるものです。
都議会では、第一会派から議長、第二会派から副議長を選出してきました。しかし今回は異例の事態の下での議長選挙であり、慣例にとらわれることなく、裏金問題の全容を解明し、都議会への都民の信頼を回復できる議長を、都民が納得できるかたちで選出することが何よりも求められています。
日本共産党都議団は、そのために、それぞれの会派が推薦する議長候補を事前に公表し、候補者がそれぞれ、裏金問題の全容解明と再発防止にどう取り組むのか、都議会と都民の皆さんの前で所信表明を行った上で議長選挙を行うことを提案するものです。ぜひ実現しようではありませんか。
以 上