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■ 申し入れ/談話/声明 日本共産党東京都議団 |
2003年5月20日
日本共産党東京都議会議員団
東京都議会厚生委員長 森田 安孝殿
中国、香港、台湾をはじめとしたSARSの感染被害は拡大をつづけ、都民の不安がひろがっています。ウイルス感染症の専門家は、「日本で患者が発生していないのは奇跡的」と指摘していますが、水際でおさえきることができるかどうか、また仮にSARS患者が発生した場合、二次感染の拡大を防ぐことができるかどうか、きわめて緊迫した状況となっています。実際に大阪、京都、兵庫では新たな事態が生まれており、国の対応の遅れも指摘されています。東京都は健康局を中心に対策を推進していますが、都民の命をまもりぬくために、事態の重大性・緊急性にふさわしい対応が、都議会に求められています。
よって日本共産党都議団は、6月24日開会の第2回定例会を待つことなく、早急にSARS対策審議の厚生委員会を開くことを申し入れるものです。
そして、都のSARS対策について所管局の報告を求め、全体像を都民にわかりやすく示すこと、そのためにも健康局をはじめ病院経営本部や消防庁などの関係部署にも出席を求めること、担当局からの報告にもとづいてSARS対策の充実・強化策について多面的に十分な審議を行うことを、求めるものです。
以 上