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■ 申し入れ/談話/声明 日本共産党東京都議団 |
昨九月十日、外務省の田中均審議官宅に爆弾をしかけたとの通報があり、実際に発火物が発見されるという事件が発生した。どのような動機であれ、こうしたテロ行為は絶対に許されないものである。
ところが、石原慎太郎知事は、同日午後、名古屋市内の街頭演説で「田中均というやつ、今度爆弾しかけられて、あったり前の話だ」と、テロ行為を公然と容認する発言をおこなった。
石原知事は、田中審議官の北朝鮮との交渉姿勢を批判し、爆弾テロ容認の根拠としているが、いかなる理由をもっても、明白な犯罪行為であるテロを容認することは、絶対に許されない。ましてや、都知事は都民の安全に責任を負う公職者であり、都知事としての資格がきびしく問われる重大な問題である。
よって、日本共産党都議団は、石原都知事にたいし、テロ容認発言をただちに撤回し、謝罪することを求めるものである。
二〇〇三年九月十一日
日本共産党東京都議会議員団
東京都知事 石原 慎太郎 殿