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■ 申し入れ/談話/声明 日本共産党東京都議団 |
3月30日、日本共産党都議団の木村陽治団長、吉田信夫幹事長、東ひろたか都議、河野百合恵都議は、表記の申し入れを、石原慎太郎知事におこないました。申し入れにあたっては、当日式典に出席した東、河野両都議が、状況を説明しました。
応対した松田二郎秘書部長は、「申し入れは知事に伝えます」と述べました。
以下、申し入れ全文です。
去る三月二十七日に行なわれた清砂大橋の開通式典において、石原知事はその挨拶のなかで、「橋の建設に反対する者がいる。共産党だ」「いずれ、消えてなくなるだろうが」などと述べた。式典に出席していた東ひろたか、河野百合恵両都議が抗議すると、石原知事はさらに「あっ、いたな。勉強になるだろう」と侮辱を加える発言をおこなった。
知事が公式の式典を利用し、知事としての権限を使い、公衆の面前で公党に対しいわれのない誹謗と中傷を行なったことは、卑劣きわまりない行為である。
第一にわが党は、清砂大橋の建設に反対した事実はない。知事が公党の態度について事実を偽ったことを公式の場で述べたことの責任は重大である。
第二に、政党の個々の議案に対する態度は、都民の利益の立場にたてば賛成することも反対することもあるのは当然である。態度がいかなるものであれ、そのことをもって知事が公党に対して誹謗、中傷を加えるなどということは、議会制民主主義を根本から否定することであり許されない。
第三に、これらの発言が橋の開通式という都政の大切な行事のなかで行なわれたことによって、参列した地元関係者や都職員などの努力に冷水をあびせ、参加者のなかからも抗議の声があがっている。このみさかいのない発言は、都政の品位を傷つけたことは明らかであり、都民の代表としての知事の行為として許されないものである。
よってわが党は、知事が清砂大橋開通式における発言を直ちに撤回し、わが党と式典関係者に謝罪することをきびしく要求する。
二〇〇四年三月三十日
日本共産党東京都議会議員団
東京都知事 石原 慎太郎 殿
以上