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申し入れ・談話

2020.10.16

「故中曽根康弘」内閣・自由民主党合同葬儀の当日における弔意表明を押し付けないことを求める申し入れ

 政府と自民党による故中曽根康弘元首相の合同葬儀に合わせた弔意表明の要請問題で、都は、都の各局にこれを通知し、都庁舎に弔旗を掲揚するとしています。

 弔意の表明は内心の自由にかかわる問題であり、日本共産党都議団は、弔意表明を押しつけないよう申し入れました。

★武市敬副知事に申し入れる(右から)大山とも子、米倉春奈、白石たみお、里吉ゆみ、和泉なおみの各都議(2020.10.16)


2020年10月16日

東京都知事 小池百合子 殿

日本共産党東京都議会議員団

「故中曽根康弘」内閣・自由民主党合同葬儀の当日における弔意表明を
押し付けないことを求める申し入れ

 総務省は10月7日付で中曽根康弘元総理の内閣・自由民主党の合同葬儀に合わせ、弔旗の掲揚や黙とうなどを大学や教育委員会、自治体、官公庁などに求める通知を出しました。
 それを受け、総務局総務部長名で公安委員会を除く都の組織・各局に送付し、局と関係団体等に周知するよう求めました。都は葬儀当日、都庁舎に弔旗を掲揚することとしています。
 しかし、弔意というのは、誰に対するものであっても、弔意を示すかどうかも含めて、すべて個々人の自由であり、国家が弔意を事実上強制したりすることは内心の自由にかかわる問題であり、あってはなりません。総務局が送付した総務省からの通知に添付された閣議了解は、各省庁に対し哀悼の意を表することを求めるものとなっており、事実上の強制や圧力と受け取られかねないものです。
 このことから、日本共産党都議団は以下について、強く求めます。

  1. 都の組織・各局や関係団体に送付した「故中曽根康弘」内閣・自由民主党合同葬儀における弔意表明に関する通知については、弔旗等の掲揚や黙とうなどの弔意の表明を求めるものではないことを改めて通知すること。
  2. 都の組織・各局や関係団体に対し、弔意を持つことやその表明は内心にかかわる問題で、個人の自由であることを周知すること。
  3. 都が都民に対し、弔意を求めるという誤解を招くようなことは厳に慎むこと。

以 上