【談話】東京2020大会のマラソン及び競歩の札幌への会場変更について
★この問題についての2019.10.29の談話はこちらです。
東京2020大会のマラソン及び競歩の札幌への会場変更について(談話)
2019年11月1日
日本共産党東京都議会議員団
幹事長 大山とも子
本日、IOC調整委員会の四者協議において、東京2020オリンピック競技大会のマラソン及び競歩の会場を札幌に変更することが決定されました。選手の健康・安全を守ることはアスリート・ファーストの核心です。選手からは具体的なコースや時間など早く決めてほしいという意見が出ています。札幌での具体化は、両競技のアスリート、競技団体をはじめ関係者の合意と納得のもとに速やかに進めていくべきです。
この時期になっての会場変更という事態を招いた根本には、IOCが放映権との関係で五輪開催時期を7~8月に限定している問題があります。そして東京都が立候補ファイルに、8月の東京は「温暖でアスリートが最高の状態でパフォーマンスを発揮できる理想的な気候」という、事実に反する記述をして招致を実現したことがあります。
日本共産党都議団は、小池知事と組織委員会に対し、繰り返し、IOCに開催時期の変更を求めるべきだと要請してきましたが、知事も組織委員会も求めませんでした。しかも、東京都が選手への暑さ対策の中心としている遮熱性舗装は、効果が疑問視されています。
こうした矛盾が今回噴出したものであり、IOCにも東京都にも重大な責任があると考えます。
わが党は、東京2020大会を真にアスリート・ファーストを貫くものとするよう、IOC、東京都、組織委員会に強く求めるものです。
以 上
★東京2020大会でボート・カヌー会場となる海の森水上競技場(イメージ写真です)