米国でのオスプレイ着陸事故をふまえた、横田基地へのオスプレイの飛来および配備の中止・撤回などを求める申し入れ
東京都知事 小池百合子殿
米国でのオスプレイ着陸事故をふまえた、横田基地へのオスプレイの飛来および配備の中止・撤回などを求める申し入れ
2016年11月16日
日本共産党東京都議会議員団
米海軍安全センターは、海軍の垂直離着陸輸送機MV22Bオスプレイが現地時間の10月26日、米東部メリーランド州のパタクセントリバー海軍空軍基地で着陸に失敗し、機体を損傷する事故を起こしたことを11日までに公表しました。米海軍安全センターは、この事故を、被害損害が200万ドル以上の「クラスA」という重大事故として分類していますが、事故の詳細や原因などは明らかにされていません。
オスプレイは、国内では、2012年に沖縄県の反対を押し切って普天間基地に配備され、横田基地をはじめ、首都圏にも頻繁に飛来しています。くわえて、横田基地へのCV22オスプレイ配備、千葉県木更津駐屯地への日米共通のオスプレイの定期整備拠点づくりが進められています。
日本政府は、これまでオスプレイの事故率は、飛行時間の増加にともない低減していく見込みだと説明していましたが、今回の事故以外にも、一昨年10月のアラビア湾、昨年5月のハワイ、10月のカリフォルニア沖でクラスA事故が発生するなど、オスプレイの事故は、近年も頻繁に発生しているのが実態です。
よって、日本共産党都議団は、都として、国および米軍にたいして、以下のことを求めるよう、強く要請するものです。
一、今回の米国におけるオスプレイ事故の原因を徹底究明すること
一、首都圏をはじめ日本国内でのオスプレイの飛行を行わないこと
一、来年度以降のCV22オスプレイの横田基地への配備計画を中止・撤回すること
以上