米軍三沢基地所属のF16戦闘機の飛来に関する申し入れ
東京都知事 小池百合子殿
2016年8月5日
日本共産党東京都議会議員団
米軍三沢基地所属のF16戦闘機の飛来に関する申し入れ
米軍横田基地に7月末から今月初めにかけて三沢基地(青森県三沢市)配備の米空軍F16戦闘機14機が飛来した。C130輸送機を中心とした空輸部隊が配備されている横田基地に、多数の戦闘機が飛来するのは異例の事態である。
横田基地周辺自治体への防衛省の情報提供では、飛来の目的を「目的地へ向かう中継のため。横田基地は西太平洋への空輸ハブの役割を担っている」と説明しているが、輸送機と戦闘機では、根本的に役割が異なる。米空軍は、インド・アジア太平洋地域に展開する戦闘機部隊の中継拠点としての横田基地の機能強化をねらっており、今回の飛来は、横田基地の変貌・強化・固定化につながりかねない。ジェット機の飛来および離着陸は、地域の安全と環境をおびやかすことからも許されない。
今回のF16戦闘機の大量飛来について、都として米軍および国に強く抗議するとともに、今後の飛来中止を求めるよう、強く申し入れるものである。
以上