横田基地への6機目のCV-22オスプレイ配備中止を求める申し入れ
日本共産党都議団は本日27日、標記の申し入れを小池百合子知事あてに行いました。武市敬副知事が応対し、「ご要望はわかりました。先日、地元自治体と連携して国・米軍に要請しました。都民の安全確保最優先で、事前の正確な情報提供と適切な対応がされるよう求めていきます」と答えました。
(写真左から)曽根はじめ(北区)、和泉なおみ(葛飾区)、尾崎あや子(北多摩第一区)、(武市副知事)、アオヤギ有希子(八王子)、原のり子(北多摩第四区)各都議(2021.7.27)
東京都知事 小池百合子 殿
横田基地への6機目のCV-22オスプレイ配備中止を求める申し入れ
2021年7月27日
日本共産党東京都議会議員団
北関東防衛局は7月20日、米軍から、横田基地に1機、都合6機目のCV-22オスプレイを追加配備すると連絡があったと発表しました。米軍の計画では2024年ごろまでに10機を配備する予定とされており、その一環です。
同機は6月29日に横浜ノース・ドックに陸揚げされ、既に7月6日に横田基地に到着していました。陸揚げ直後から都民や日本共産党はくりかえし米軍・防衛省に情報提供を求めてきましたが、米軍が追加配備の事実を隠し続けたことは許されません。配備反対はおろか、米側に事実確認すらできない防衛省の姿勢も厳しく問われます。
日本共産党都議団は2018年に横田基地へのオスプレイ配備が発表された当初からこれに反対し、訓練の実態や、落下物・騒音などの住民被害をくりかえし告発、追及してきました。
先月6月14日には、横田基地所属のオスプレイ1機が飛行中のトラブル発生で山形空港に緊急着陸しました。基地周辺住民からは、オスプレイの銃座をむき出しにしたままの飛行、夜間・無灯火での低空飛行など、日米合意にも反する危険な訓練飛行がくりかえされ、エスカレートしていると指摘されています。
横田基地を米軍の特殊作戦部隊の拠点に変え、さらなる基地機能の強化と訓練の激化、住民被害の増大をもたらすオスプレイの追加配備は絶対に認められません。日本共産党都議団は引き続き都民の運動と力をあわせ、オスプレイ配備など基地機能・訓練強化に反対、縮小を求め、さらに日米地位協定改定、横田基地撤去へ全力を尽くします。
この立場から、東京都に対して以下、要請します。
記
1、横田基地へのオスプレイの追加配備に反対し、米軍と日米両政府に対し中止を求めること。
2、横田基地からオスプレイおよび特殊作戦部隊を撤去するよう、米軍と日米両政府に求めること。
3、東京都として米軍・米国政府に対して直接交渉する場を設けること。またその場で基地機能・訓練の強化反対・縮小、日米地位協定の改定、横田基地の撤去を求めること。
以上