若者のワクチン接種についての申し入れ
日本共産党都議団は標記の申し入れを小池百合子知事あてに行いました。福祉保健局の雲田孝司次長が応対し「希望される都民の方すべてに、なるべく早く接種していただけるようというのが第一原則」「極力早く皆さんに打てるようにがんばっていきたい」「要望は承りました」と述べました。
★申し入れを手渡す(左から)池川友一、斉藤まりこ、福手ゆう子、曽根はじめ、(雲田孝司次長)藤田りょうこ、あぜ上三和子、米倉春奈、里吉ゆみ、原田あきらの各都議(2021.8.30)
東京都知事 小池百合子殿
2021年8月30日
日本共産党東京都議会議員団
若者のワクチン接種についての申し入れ
東京都が27日に渋谷区の勤労福祉会館に開設した東京都若者ワクチン接種センターでは、初日に早い時間から多くの若者が並び、混雑が生じました。
2日目からは抽選券を配布する方式としましたが、倍率は28日は6倍を超え、29日も約4倍になりました。抽選券を現地で配る方法のため、渋谷への人流を作りながら、多くの方が接種できませんでした。また、当選した方も長時間待機する事例が発生しており、実施方法を改めることが必要です。
知事は27日の記者会見で、同日朝に多くの方が渋谷のワクチン接種センターに並んだことに関して「若い方々の接種意欲は極めて高い」と発言しました。そうであれば、20日に成立した補正予算に含まれる若者対象の「ワクチン接種促進キャンペーン事業」10億円の必要性にはますます疑問符が付きます。私たちは、補正予算を審議した臨時会で、立憲民主党、生活者ネットと共同で、この事業を削除する修正案を提出しました。「ワクチン接種促進キャンペーン事業」の10億円の予算は執行せず、より効果的な対策に使うべきです。
都の3か所の大規模接種会場での接種対象に16歳から39歳までの方を加えたことを受け、予約サイトへのアクセスが殺到したことからも、希望する方が安全・迅速に接種を受けられる環境を整えることが最も重要です。
したがって、日本共産党都議団は、小池都知事に対し、下記の対策を講じるよう強く求めるものです。
記
- 国へのワクチンの安定的な供給の要請など、希望する方が安全・迅速にワクチン接種を受けられる環境を整えるための取り組みを強化すること。
- 東京都若者ワクチン接種センターは、現地で抽選券を配る方式はやめ、ウェブで申し込む方式にすること。
- 若者対象の「ワクチン接種促進キャンペーン事業」の予算10億円は執行しないこと。
以 上