緊急着陸をくりかえす横田基地CV22オスプレイの 飛行中止についての申し入れ
武市副知事(中央)に申し入れを行う(左から)曽根はじめ(北区)、清水とし子(日野市)
尾崎あや子(北多摩第一)、和泉なおみ(葛飾区)、アオヤギ有希子(八王子市)、原純子(江戸川区)
各都議(2022.10.24)
日本共産党都議団は24日、標記の申し入れを小池百合子知事あてに行いました。
武市敬副知事が応対し、「引き続き安全の確保に最優先でとりくんでいきたい。本日の強い申し入れについては、関係者で共有します」と述べました。
申し入れは以下のとおりです。
東京都知事 小池百合子殿
2022年10月24日
日本共産党東京都議会議員団
緊急着陸をくりかえす横田基地CV22オスプレイの飛行中止についての
申し入れ
米軍横田基地所属の米空軍特殊作戦機CV22オスプレイが10月20日、飛行中に操縦席内の警告表示を受け、和歌山県白浜町の南紀白浜空港に緊急着陸しました。北関東防衛局から横田基地周辺自治体に提供された情報によると、軽微なセンサーの不具合が生じたため、修理を実施し21日午前6時ごろに同空港を離陸したとのことです。
CV22の緊急着陸は2018年4月の横田基地への初飛来以降、5回目です。18年6月、奄美空港(鹿児島県)に2機が緊急着陸し、うち1機が1カ月間とどまり、エンジン交換など修理を実施。昨年21年には6月に山形空港(山形県)、9月に仙台空港(宮城県)、12月に海上自衛隊館山航空基地(千葉県)と緊急着陸を繰り返しています。
さらに米空軍特殊作戦軍は今年8月16日~9月2日まで空軍保有のCV22、53機全機を飛行停止にしていました。直前の8月12日、ノルウェー北部でCV22 がエンジンとローターを接続するクラッチの不具合で緊急着陸、飛行不能に陥ったことをうけての措置でした。クラッチの不具合は2017年以降で4回、ノルウェーの事故を含め過去6週間で2件発生しています。
オスプレイはこれまでにも機体の欠陥をいくつも指摘され、先日のクラッチ不具合についても、米空軍は機体に関わる問題は未解決としています。重大な事故が起こる前に、少なくとも横田基地所属のCV22オスプレイの飛行をただちに中止すべきであり、日本共産党都議団は、都として米軍および日本政府に要請するよう求めるものです。
記
1、10月20日のCV22オスプレイの緊急着陸について、詳細な情報を提供すること。
2、横田基地所属のCV22オスプレイ6機の飛行を中止し、すべて撤去すること。今後の増配備計画は中止すること。
3、日米地位協定を改正し、CV22オスプレイの国内での緊急着陸の原因調査を日本政府が行うことができるようにすること。
以上