「東京都・神津島村合同総合防災訓練」において、米軍参加の取り止めを求める申し入れ
8日、日本共産党東京都議団は小池百合子知事に対し「東京都・神津島村合同総合防災訓練」において、米軍参加の取り止めを求める申し入れを行いました。
保家力総合防災部長、大野彰防災管理課長が応対しました。
★申し入れを行う(左から)尾崎あや子、和泉なおみ、福手ゆう子、原のり子の各都議
東京都知事 小池百合子殿
「東京都・神津島村合同総合防災訓練」において、米軍参加の取り止めを求める申し入れ
2022年11月8日
日本共産党東京都議会議員団
東京都は先月26日、「令和4年度東京都・神津島村合同総合防災訓練」の実施を発表しました。内容は南海トラフ地震による津波を想定したもので、関係機関の災害対応や連携など、応急対応能力の向上を図ることを目的としています。
しかし、参加機関には在日米軍が含まれ、自衛隊からは欠陥機であるオスプレイの投入も明らかになりました。このことに島しょ地域の住民から大きな不安や懸念が出されています。
本日、島しょ地域の住民もオンラインで参加した防衛省レクでも、「どうして米軍が参加するのか」「避難や救援物資の搬入に軍用機である必要はない」「米軍機やオスプレイが島の上空を飛び回るのは本当に怖い」「絶対に重火器等の武器は持ち込まないと言えるのか」との質問に防衛省からはまともな回答はなく、「確認します」を繰り返すばかりでした。
島しょ地域は先の世界大戦では戦場になったところや、空襲や機銃掃射も行われた地域であり、防災訓練への米軍参加やオスプレイ投入に不安を感じるのは当然です。
そもそも米軍には発災時に日本国民を救援するという任務はなく、あくまで米軍の自発的な行動となります。そうした組織を予め関係機関に組み入れることにも疑問を感じます。島しょ地域の住民からも、こうした米軍の参加が既成事実化することへの懸念も出されています。
以上のことから、日本共産党東京都議団は、以下の項目を強く求めるものです。
- 9日の「令和4年度東京都・神津島村合同総合防災訓練」での、米軍の参加を取り止めること。
- オスプレイの投入を中止すること。
以 上