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申し入れ・談話

2022.11.15

英語スピーキングテスト議連 都教委レク(保護者・都民参加)

 中学校英語スピーキングテスト(ESAT-J)の都立高等学校の入学者選抜への活用を中止するための東京都議会議員連盟は2022年11月15日、都教育委員会からレクチャーを受け、保護者、都民らも参加しました。

 日本共産党都議団からは、とや英津子、斉藤まりこ、アオヤギ有希子の各都議が参加しました。

 


都立高入試スピーキングテスト
不使用求め署名提出
4市民団体

 都立高校入試に教育産業大手のベネッセコーポレーションが実施する中学校英語スピーキングテスト(ESAT―J)を使わないよう求めて、四つの市民団体は15日、都教育委員会に対し要請・質問を行いました。主催はESAT―Jの入試活用を中止するための都議会議員連盟。「都立高校入試英語スピーキングテストに反対する保護者の会」は、中学1年生と呼びかけた6747人分の署名を提出しました。

 保護者はベネッセに個人情報を登録する際、学校で保護者の同意なしに申し込んだケースが9自治体であったというアンケート結果を、都教委に提出。「登録は無効ではないか」と調査を求めたと会見で紹介しました。

 慶応大学名誉教授の大津由紀雄さんら5人の研究者は、ベネッセが自治体に販売している資格試験のGTECと、ESAT―Jの作問者、採点者は重複しているかと質問。都教委は重複について否定せず、採点システムは「ベネッセ(=GTEC)の基盤を利用している」と答えました。

 教員や研究者でつくる「都立高校入試へのスピーキング導入の中止を求める会」の柏村みね子さんが発言。「実施2週間前になっても、持ち物や当日の時間もわからない生徒もいる。『会場は徒歩圏』という当初の説明と違い、教員と生徒にしわよせがきている」と批判しました。日本共産党のとや英津子、青柳有希子、斉藤まりこの各都議が同席しました。

(しんぶん赤旗2022年11月17日付より)