繰り返される横田基地関係者による飲酒を伴う交通事故について
武市副知事に申し入れを手渡す(左から)原純子(江戸川区)、アオヤギ有希子(八王子市)、
和泉なおみ(葛飾区)、尾崎あや子(北多摩第一)各都議(2022.11.30)
日本共産党都議団は本日11月30日、標記の申し入れを小池百合子知事あてに行いました。武市敬副知事が応対し「ご要望は承りました。飲酒運転がないよう、改めて申し入れをしている」と述べました。申し入れは以下のとおりです。
東京都知事 小池百合子殿
2022年11月30日
日本共産党東京都議会議員団
繰り返される横田基地関係者による飲酒を伴う交通事故について
北関東防衛局から、「2022年11月23日(水)午前1時40分頃、米軍横田基地関係者が運転する乗用車とタクシーがすれ違う際に、車両同士が接触し、車両及び壁等が損傷。米軍横田基地関係者のアルコール検査をした結果、アルコールを保有する状態であった。今後、警察において捜査予定」との情報が、東京都及び基地周辺自治体に提供されました。
横田基地関係者による飲酒を伴う交通事故は、2019年から急増し、この3年間で9件に上ります(今回は今年2件目)。
わが党は議会で、なぜ飲酒による交通事故が増えているのか、原因についても明らかにし、厳格な再発防止策を米軍に強く要請するよう求めてきました。にもかかわらず、このような事故が繰り返されていることは看過できません。
2018年にはCV-22オスプレイの部隊が横田基地に配備されており、このことと飲酒事故の急増に関係はないのか等、米軍には説明責任があります。また、8月16日の都と周辺市町村連絡協議会の要請に対し、米軍が示した再発防止策は「長期祝日前にはラジオ放送やSNSを通して呼びかけ、週末前には電光掲示板で運転代行の案内表示をする」というものでした。あまりにも認識が甘すぎます。
よって、東京都として米軍・米国に対し、以下の事項を要請することを強く求めるものです。
記
1, 米軍に対し再度、日本の法律を遵守し、厳格な再発防止を講じるよう、厳しく求めること。
2, 米軍に申し入れるだけではなく、何故、横田基地関係者の飲酒を伴う事故が最近急増しているのか、
都として独自に原因究明に取り組むこと。
3,都民の安全・安心を最優先し、横田基地の整理・縮小・返還に動き出すこと。
以上