学校のエアコン設置補助についての申し入れ
都は区市町村立学校の体育館のエアコン設置に補助を行っていますが、今年度から補助率が引き下げられたことがわかりました。財政力の弱い多摩地域ではようやく設置の目途がついた自治体もあり、補助率を引き下げることなく継続的に支援することが必要です。知事と教育長あてに申し入れを行いました。
★都教委に申し入れる(右から)池川友一、尾崎あや子、わたなべ三枝(日野)、井上たかし(青梅)、かもしだ芳美(東久留米)、原のり子、アオヤギ有希子の各都議・市議(2022.12.20)
東京都知事 小池百合子 殿
東京都教育長 浜佳葉子 殿
学校のエアコン設置補助についての申し入れ
2022年12月20日
日本共産党東京都議会議員団
日本共産党区市町村議員団
東京では、最高気温が35度以上となる猛暑日が10日を超えた年は、2009年以前は100年で1回しかありませんでした。一方、2010年以降は今年を含めて7回もあり、気候変動による夏の暑さが深刻になる中、エアコンは熱中症から命と健康を守るための必需品となっています。
学校現場からは、「夏の暑さでプールも中止、校庭や体育館での運動もできず、体育そのものを中止にせざる得ない」「夏場、体育館に子どもたちを集めることは熱中症リスクを高くする」などの声が寄せられています。
学校環境衛生基準では、教室等の環境について「18℃以上、28℃以下が望ましい」とされています。夏の暑さ、冬の寒さを考えれば、エアコンの設置が不可欠であることは明らかです。
東京都の補助制度により、学校におけるエアコン設置が大きくすすみました。しかし、財政力の弱い多摩地域では、未設置となっている自治体もあります。東京都がさらなる支援を行うことにより、東京で学ぶ子どもたちの教育環境をの向上を行うことが必要です。よって、下記の内容について要望します。
記
- 学校体育館へのエアコン設置への補助(東京都公立学校屋内体育施設空調設置支援事業)は、補助率を3分の2に戻し、来年度以降も継続的に実施すること。
- 特別教室へのエアコン設置への補助は、来年度以降も実施を継続すること。
- 普通教室や特別教室のエアコンの更新への補助制度を創設すること。
以 上