若年被害女性等支援事業に関する緊急申し入れ
日本共産党都議団、グリーンな東京、都議会生活者ネットワークの3会派は3月27日、「若年被害女性等支援事業に関する緊急申し入れ」を小池百合子都知事あてに行いました。
福祉保健局の奈良部瑞枝少子社会対策部長が応対しました。
★申し入れを行う(右から)大山とも子、斉藤まりこ、あぜ上三和子、里吉ゆみ、とや英津子、
和泉なおみ、漢人あきこ(グリーンな東京)、原田あきら、藤田りょうこの各都議
東京都知事 小池百合子 様
2023年3月27日
日本共産党東京都議会議員団
グリーンな東京
都議会生活者ネットワーク
若年被害女性等支援事業に関する緊急申し入れ
東京都が一般社団法人Colabo等に委託して実施している「東京都若年被害女性等支援事業」において、Colaboはアウトリーチとしてバスカフェを実施しています。バスカフェでは、新宿区役所の敷地においてバスとテントを出して少女たちが立ち寄って安全に過ごせる場所を作り、食事や飲み物、衣類、生理用品等を無料で提供しています。バスカフェは、虐待などで家に居場所がなく、夜の繁華街をさまよっている少女たちとつながり、関係性を作り、性搾取等から少女たちを守っている、重要な活動です。
しかし、このバスカフェに対し、妨害が繰り返される事態が発生し、東京地裁は14日、繰り返し来ている妨害者に対し、接近禁止などの仮処分決定を出しました。
本来東京都は、このような妨害に対し、毅然として対応するべきです。しかし東京都は20日、Colaboに対し、妨害行為を理由に3月22日に予定していたバスカフェの事実上の中止要請を行い、22日は活動を行うことができませんでした。
Colaboは、3月29日にバスカフェを新宿区役所前で開催することを求めて要望を続けるとしています。
上記のような状況にあっても、少なくない少女たちがバスカフェを利用しています。バスカフェの実施は、切実に求められています。
したがって、以下の事項を行うよう、強く求めるものです。
- Colaboが3月29日にバスカフェを実施できるよう対応すること。
- 4月以降も新宿区役所前でバスカフェの開催を継続できるように協力すること。
以 上