熱中症対策についての申し入れ
日本共産党都議団は5月19日、「熱中症対策についての申し入れ」を小池百合子知事あてに行いました。
福祉保健局総務部の柳橋祥人総務課長が応対し、「しっかり持ち帰って共有したい」と答えました。
★申し入れを行う(右から)とや英津子、藤田りょうこ、大山とも子、原のり子、白石たみおの各都議(2023.5.19)
東京都知事 小池百合子殿
2023年5月19日
日本共産党東京都議会議員団
熱中症対策についての申し入れ
毎年、東京都では多くの方が熱中症で亡くなられています。東京都監察医務院の集計では、屋内で亡くなられた方の大半は、エアコンを使用していませんでした(エアコン自体がない場合や故障の場合も含む)。エアコンの使用は、命を守る上で非常に重要です。
気象庁の予報では、東日本の今年の夏の気温は「平年並か高い見込み」とされており、5月18日には東京の最高気温が32度まで上がりました。夏に向けて、熱中症から命を守る対策の強化が急務です。
しかし、昨年からの急速な物価高騰により、都民の生活は困難さを増しています。電気料金も引き上げが続き、5月16日には、政府がさらなる大幅値上げを了承しました。生活が苦しく、電気代を節約するためにエアコンの使用を控える方は従来からいらっしゃいましたが、今年は使用抑制がさらに深刻になるおそれがあります。
さらに、エアコン自体を設置していないという方も少なくありません。生活保護の一時扶助でエアコンの購入・設置費用が支給されるのは一部の受給者に限られています。一時扶助による支給の対象にならない方や、生活保護を受給していない方も含めて、エアコンの購入・設置費用への支援を行う必要があります。
よって、日本共産党都議団は、小池知事に対し、以下の事項を行うよう強く求めるものです。
記
1、都として、エアコンを安心して使用できるようにするための電気代への助成を行うこと。
2、エアコンの購入・設置費用への都独自の助成を行うこと。
以上