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申し入れ・談話

2024.10.02

都有施設における人工芝の敷設の見直しを求める申し入れ

申し入れを行う(写真左から5人目から)アオヤギ有希子(八王子市)、原純子(江戸川区)、米倉春奈(豊島区)、清水とし子(日野市)、斉藤まりこ(足立区)、里吉ゆみ(世田谷区)、とや英津子(練馬区)、尾崎あや子(北多摩第一)、藤田りょう子(大田区)、曽根はじめ(北区)、大山とも子(新宿区)、白石たみお(品川区)各都議(2024.10.2)

 

 日本共産党東京都議会議員団は10月2日、小池百合子都知事、浜佳葉子都教育長宛てに標記の申し入れを行いました。財務局、建設局、環境局、生活文化スポーツ局の各担当部長が応対しました。
 申し入れの内容は以下の通りです。


東京都知事 小池百合子殿
東京都教育長 浜 佳葉子殿

2024年10月2日  
日本共産党東京都議会議員団

都有施設における人工芝の敷設の見直しを求める申し入れ

 気候危機によるヒートアイランド現象は深刻化し、熱中症患者の救急搬送も相次ぎ、今年の東京の年間の猛暑日、真夏日日数は、過去最高水準となっています。
 私たち都議団では、9月7日に都民広場や、明治公園などをサーモグラフィーで測定をしたところ、都民広場の人工芝や明治公園の人工芝が、60度台と非常に高温になっていることが判明しました(別紙参照)。一方、人工芝ではない植生や木陰では温度がそれほど高くはなりませんでした。
 ヒートアイランド現象などを防ぐことが求められているときに、炎天下で高温になる人工芝は敷設を控えるべきです。
 また、スポーツ施設においての人工芝でも、高温になるため、そこで競技を行う選手にとっても、熱中症、脱水症の危険性が指摘されています。
 人工芝は、メンテナンス費用が比較的安価なことから、都有施設でも導入されていますが、人工芝はPFAS(有機フッ素化合物)が含有するものもあり、また、マイクロプラスチックの発生も指摘されています。
 都民が多く集う場所や、子ども達が遊ぶインクルーシブ公園などに敷設についても見直すべきです。
 よって以下の項目を要望するものです。

1、 都有施設の人工芝の敷設の状況を調査し、都民広場の人工芝敷設は見直すこと。
2、 人工芝を敷設した公園、施設を公表すること。

以上

 

添付した参考資料

1、都民広場の人工芝 2024年9月7日 12時52分測定

(黄色の部分が人工芝。赤色の部分は花壇)

 


(黄色の部分が人工芝)

 

2、都立明治公園インクルーシブ公園 2024年9月7日 14時28分測定