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申し入れ・談話

2025.01.06

2025年の平和事業に関する申し入れ

  日本共産党都議団は6日、標記の申し入れを小池百合子知事あてに行いました。生活文化スポーツ局文化振興部・蜂谷典子部長が応対しました。
  部長は「戦争の記憶を風化させることなく、次の世代に語り継ぎ、平和の大切さを伝えていくことは重要と受け止めている。ビデオや資料は区市町村にいつでも使ってもらえるよう周知をはかっていく。要望項目は、他局とも共有し検討をすすめてまいりたい」と答えました。
 申し入れ内容は以下のとおりです。


申し入れをおこなう(右から)和泉なおみ、アオヤギ有希子、米倉春奈、尾崎あや子、藤田りょうこ、曽根はじめ、大山とも子、斉藤まりこ、とや英津子の各都議

申し入れ文書PDF


東京都知事 小池百合子殿

2025年1月6日
日本共産党東京都議会議員団

 

2025年の平和事業に関する申し入れ

 2025年は、東京大空襲80年・被爆80年・戦後80年の節目の年です。
 小池知事は第4回定例会で、「戦争の記憶を風化させることなく、次の世代に語り継ぎ、平和の大切さを伝えていくことは重要でございます」と答弁しました。
 また、日本被団協のノーベル平和賞受賞について、「原爆の記憶を人類共通の記憶として次世代に語り継いでいくことは、今を生きる私たちの重要な使命でございます。ノーベル平和賞の受賞は、そうした取組を後押しするものだと考えます」と答弁しました。
 そうであれば、東京都は2025年の一年を通して、「戦争の記憶を風化させることなく、次の世代に語り継ぎ、平和の大切さを伝えていく」とともに、「原爆の記憶を人類共通の記憶として次世代に語り継いでいく」平和事業に取り組むことが重要です。
 その内容について、以下、申し入れるものです。

1 「東京都平和祈念事業2025(仮称)」を、2025年3月10日の東京都平和の日から26年3月10日までの一年間を通して実施すること。

2 「東京都平和祈念館(仮称)」の建設計画が進められた時に、展示してほしいと多くの方々から寄せられ、25年前に計画が凍結されて眠ったままになっている、5000点もの遺品を公開する展示会を開催すること。

3 東京空襲全体の正確な犠牲者数、犠牲者の氏名等を把握するための調査を開始すること。そのために専門の部署を設置し、十分な体制をとること。調査にあたっては、関係者・関係団体等と意見交換を行うこと。

4 日本被団協に参加する東京の被爆者団体・一般社団法人東友会と協議を行い、都内各地で大規模な原爆パネル展、被爆体験を聞く会等を実施すること。

5 平和発信や学習の拠点となる「東京都平和祈念館」準備室を設置し、建設にむけた検討を始めること。

以 上