豊洲市場移転問題特別委員会を受けて
豊洲市場移転問題特別委員会を受けて
2017年3月4日
日本共産党東京都議会議員団
副団長 曽根はじめ
本日、豊洲市場移転問題特別委員会の参考人質疑の中で、9回目の地下水モニタリング調査を請け負った湘南分析センターが語った経緯は大きな衝撃をもって受け止めました。
湘南分析センターにより、地下水モニタリングポストは水没や破損、変形、目詰まりなどが合計59ヵ所で確認され、さらに採水をするためパイプを切除した箇所があるなど、採水困難な状況があったことが明らかになりました。
また、復水に時間がかかるモニタリングポストについては、手順書にそわず井戸に溜まった水を試料とするよう都から言われたことも明らかになりました。
しかも、今年1月に速報値を都に報告したときに東京都環境局も同じ試料で分析した結果、同様の数値が出たことも明るみになり、「暫定値」とした都側の判断にも疑念が生じます。
以上、今回の参考人質疑で初めて明らかになった事実が多々あり、それらを都が都民や議会に対し隠蔽してきたことは極めて重大であると言わざるを得ません。地下水モニタリング調査に関し、都の対応は多くの疑問があり、百条委員会で解明すべきと考えます。
引き続き、わが党は真相解明のために全力をあげてまいります。
以上