豊洲新市場問題の真相の全面的究明のために改めて百条委員会をただちに設置することを呼びかけます
豊洲新市場問題の真相の全面的究明のために
改めて百条委員会をただちに設置することを呼びかけます
2016年10月11日
日本共産党東京都議会議員団
幹事長 大山とも子
豊洲新市場の問題は、都政を揺るがす大問題になっています。
この間、本会議や経済・港湾委員会の質問・質疑を通じて、中央卸売市場当局などは、自ら真実を明らかにしようとせず、都合の悪いことは隠し続ける態度をとり続けています。
真相の究明が求められる課題は、建物の下に盛り土が行われていなかった経過と責任の所在、地下水管理システムの機能と設計、運転保守契約の問題、建物の耐震性や使い勝手の問題、高濃度の有害物質に汚染された東京ガス工場跡地に市場の移転を進めた問題、談合疑惑の問題など山積しています。
所管委員会である経済・港湾委員会で関係者を参考人として招致し、審議を継続することは当然です。同時に、問題の真相を全面的に究明するためには、それぞれの問題において、証拠となる資料を提出させるとともに、関係者を証人として喚問し、偽証罪を問える強制力をもつ百条委員会の設置が不可欠であることが、いっそう明白となりました。
豊洲新市場問題の真相を究明することなしに、失った都政への信頼を取り戻すことはできません。東京都が真実を明らかにする調査、検証を進めることは当然ですが、都議会として積極的にその役割と責務を果たすことが求められています。
わが党は、豊洲新市場問題に関する百条委員会を直ちに設置することを改めて強く呼びかけるものです。
以上