文書質問 学校におけるコロナ対策について 池川友一都議(町田市選出)
2022年第4回定例会で以下の文書質問を提出しました。
令和4年第四回都議会定例会文書質問趣意書
提出者 池川友一
一 学校におけるコロナ対策について
1 新型コロナ対策の中で、換気対策が重要だが、どのような認識か伺う。
回答
国の「学校における新型コロナウイルスに関する衛生管理マニュアル」等においては、学校における感染拡大を防止するために、換気等の基本的な感染対策を徹底することが重要とされています。
都教育委員会は、「新型コロナウイルス感染症対策と学校運営に関するガイドライン【都立学校】」等で、換気の徹底を周知しています。
一の2 都立学校におけるCO2モニターの設置状況はどうなっているか。教室数に対する設置数を伺う。
回答
都立学校においては、全ての普通教室に、CO2測定器を設置しています。
一の3 都立学校における空気清浄機等の設置状況はどうなっているか。教室数に対する設置数を伺う。
回答
都立学校においては、全ての普通教室に、換気対策のためのサーキュレーターを設置しています。
一の4 区市町村立学校へのCO2モニター設置、空気清浄機等の設置への財政支援、技術的支援はどのような取組を行ってきたか。また、都内公立学校のCO2モニター及び、空気清浄機等の設置状況はどうなっているか伺う。
回答
都教育委員会では、区市町村立学校のCO2モニター、空気清浄機等の設置に当たっては、国の補助金の活用を促すとともに、感染拡大を防止するための効果的な換気の実施に向け、文部科学省の通知や都のガイドライン、リーフレットを情報提供しています。
文部科学省が令和4年9月に実施した「公立学校における換気対策設備の設置状況」の結果では都内公立学校において、CO2モニターを1台以上設置している学校は65.8パーセント、換気対策のためのサーキュレータを1台以上設置している学校は51.7パーセント、HEPAフィルタ付空気清浄機を1台以上設置している学校は18.1パーセントです。
一の5 私立学校へのCO2モニター設置、空気清浄機等の設置への財政支援、技術的支援はどのような取組を行ってきたか。また、私立学校のCO2モニター及び、空気清浄機等の設置状況はどうなっているか伺う。
回答
私立学校におけるCO2モニターや空気清浄機など感染拡大防止対策用品等の購入に対して、国の補助事業などを活用して補助を行ってきました。
また、国の「学校における新型コロナウイルス感染症に関する衛生管理マニュアル」や換気の徹底等に係る通知を各学校に周知しています。
なお、私立学校におけるCO2モニターや空気清浄機などの設置状況は把握していません。
一の6 学校において、冬場の換気の徹底は重要だが、一方で学校環境衛生基準で温度については「18℃以上、28℃以下であることが望ましい」と示されている。都立学校において、温度測定はどのように行なっているか。また、その結果についても伺う。
回答
都立学校においては、国の「学校衛生管理マニュアル」に基づき、教室等の温度管理を実施しています。また、学校薬剤師が定期的に必要な指導・助言を行っています。
一の7 学校環境衛生基準では、二酸化炭素は、1,500ppm以下であることが望ましい」とされているが、文部科学省からの事務連絡では、出来る限り1,000ppm相当の換気等に取り組むことが望ましいとされている。1,000ppm相当を徹底する必要があるが、見解を伺う。
回答
都立学校においては、教室内の二酸化炭素濃度について、1,000ppmを一つの目安とし、十分な換気に努めるよう、ガイドライン等で周知しています。
区市町村立学校については、文部科学省の通知やガイドライン等を周知しており、各自治体において適切に対応しているものと認識しています。
一の8 学校での、感染症対策における財政的、技術的なさらなる支援を求めるが、見解を伺う。
回答
都立学校においては、全ての普通教室に、CO2測定器やサーキュレーターを設置しています。また、ガイドライン等で、教室等の換気の徹底についても、引き続き、周知していきます。
区市町村立学校については、引き続き、国の補助金の活用を促すとともに、国の通知やガイドライン等の周知を行っていきます。
私立学校については、引き続き、国の補助金を活用して補助を行っていくとともに、国の通知等の情報を周知していきます。