障害児の移動支援事業についての調査結果について
障害児の移動支援事業についての調査結果について
2023年6月
日本共産党東京都議会議員団
日本共産党都議団は昨年度、障害児を対象とした移動支援事業の実施状況について、都内の区市町村を対象とした調査を行いました。その結果についてお知らせします。
【多くの自治体が小学生を対象にしているが、対象外の自治体も】
調査の結果、23区23市9町村が小学生を対象にした移動支援を行っていますが(制度上利用できるが利用者がいない場合を含む)、3市4町村は行っていないことが分かりました。
【通学への利用で大きな多摩格差】
また、移動支援を通学に利用することを認めていると回答したのは区部では23区中21区に対し、多摩地域では30市町村中4市にとどまり、大きな多摩格差があることが明らかになりました。また、島しょ地域でも通学に使えると回答したのは2町7村中1町のみでした。
区市町村ごとの結果は以下の通りです。なお、移動支援の通学への利用を認めていないと調査票に回答した自治体でも、一定の条件を満たせば認める旨の記載が別途あったところもありました。継続的に利用できる旨の記載があった自治体については、その内容を注記しました。
以上
7月1日追加
上記でお知らせした部分以外も含めた調査結果(障害児に対する移動支援事業の実施状況、対象となる障害種別と要件、利用目的として認めているもの、利用時間や日数の制限、利用者の自己負担について)を掲載しました。