文書質問 新宿駅西口周辺工事中もバス停へは平面で移動できるようにすること について 大山とも子(新宿区選出)
2024年第1回定例会で以下の文書質問を提出しました。
令 和 6 年 第 一 回都議会定例会
文 書 質 問 趣 意 書
提出者 大 山 と も 子
質 問 事 項
一 新宿駅西口周辺工事中もバス停へは平面で移動できるようにすることについて
答弁
一 新宿駅西口周辺工事中もバス停へは平面で移動できるようにすることについて
一 新宿駅西口周辺工事中もバス停へは平面で移動できるようにすることについて
新宿駅西口周辺再開発が始まり、いたるところで工事による閉鎖があり、地下は今までも混雑していたところに、さらなる混雑とわかりにくさが重なっています。地上の様子もだいぶ変化して、今まであった横断歩道がなくなったり、階段が少なくなったり、歩道に囲いができたりしています。
Q1 工事中であっても歩行者への過重な負担を掛けないようにする配慮が求められますが、どう認識していますか。
Q2 新宿駅西口には多くのバス乗り場があり、高齢者をはじめ、多くの人々に活用されています。バスのいいところは、段差なくバス停に行けることです。だからこそ、高齢者も安心して負担なく利用できます。どう認識していますか。
西口にあるバス停は、都営交通の品 97品川駅高輪口行、早77早稲田行、白 61練馬車庫前・練馬駅前行、王 78王 子駅前行、宿 91新代田駅前行、宿91杉並車庫前行、関東バス4路線、京王バス3路線の合計 13路線と深夜急行バス2方面のバス停が、道路の向かい側に集中しています。工事が始まる前は、西口を出たところすぐに横断歩道がありましたから、それらのバス停にはそのまま平面で行くことができました。
ところが、工事が始まってから、それらのバス停には地上からはいけなくなってしまったのです。地上にいても一度地下におりてから再び地上に上がらないとバス停にたどり着けません。元気な人なら階段を降りて、また昇ってということもありますが、バスを使う方は高齢者も多いし、ベビーカーを押している人も、車いすの人もいます。
Q3このような状態は、いつまで続くのですか。
Q4 西口の出口から目と鼻の先にあるバス停に行くためには、まずは、地下に行くためのエレベーターに乗らなければなりません。約 200m移動することになります。横断歩道を2回渡りやっと地下に降りるエレベーターにたどり着きます。それで地下一階に降りて、今度はほぼ地上で歩いていた距離を戻って、西口交番の手前まで行って、やっとエレベーターがありますからそれに乗り、地上に出たらようやくバス停にたどり着きます。階段を上り下りすることが困難になっている高齢者や障害者、ベビーカーを押している人達には、あまりにも配慮が無さすぎで はないでしょうか。どう認識していますか。
そのエレベーターも昨今、インバウンドの方々も多く、キャリーバッグを持って移動していますから、もちろんエレベーターを使います。 80代の女性は、先日、バス停に行こうとエレベーターを待っていましたが、お客が多く、エレベーターを3回も待たなければならなかったそうです。
Q5 交通局のバス停が多くあるところです。交通局はこのように利用者に過度な負担をかけることについて、どう考えていますか。
Q6 これらの問題を解消するためには、従来通り駅前にバス停に行くための横断歩道と信号機を設置することです。従来横断歩道が設置されていたあたりに設置すればよいことです。従来のあたりなら、その前の信号との距離も問題ありません。また、狭い道だと乱横断が増えるなどと言うことは、横断歩道と信号機を設置すれば済むことです。また、横断歩道以外は現在もフェンスをしているのですから、渡ることはできません。
いかがですか。
工事期間が長いだけに歩行者 に過度な負担をかけることなく、安全に歩行できる、バス停にも平面で行けるよう、環境を整えることを求めます。
令 和 6 年 第 一 回都議会定例会
大山とも子議員の文書質問に対する答弁書
質 問 事 項
一 新宿駅西口周辺工事中もバス停へは平面で移動できるようにすること
について
1 新宿駅西口周辺再開発が始まり、いたるところで工事による閉鎖がある。工事中であっても歩行者への過重な負担を掛けないようにすべきだが、見解を伺う。
回 答
工事中の歩行者動線については、歩行者の安全に留意し、バリアフリー動線の確保をはじめ、案内板の設置や交通誘導などの対応を図っています。
質 問 事 項
一の2 新宿駅西口には多くのバス乗り場があり、高齢者をはじめ、多くの人々に活用されている。バスのいいところは、段差なくバス停に行けることであり、だからこそ高齢者も安心して負担なく利用できるが、どう認識しているか伺う。
回 答
工事中の西口広場のバス停へのアクセスについては、バス利用者の安全を確保し、利便性に配慮することが重要と認識しています。
このため、バリアフリー動線を確保するとともに、案内板の設置や交通誘導などを行っています。
質 問 事 項
一の3 工事が始まってから西口にあるバス停に地上から行けなくなっているが、このような状態はいつまで続くのか伺う。
回 答
工事等の状況に応じて、利用者の安全確保に留意しながら適切に対応していきます。
質 問 事 項
一の4 西口の出口から目と鼻の先にあるバス停に行くためには、地下に行く必要がある上に、移動距離も長く、階段を上り下りすることが困難な高齢者や障害者、ベビーカーを押している人たちにあまりにも配慮が無いと思われるが、見解を伺う。
回 答
工事中の西口広場のバス停へのアクセスについては、利用者の安全を確保し、利便性に配慮することが重要と認識しています。
このため、バリアフリー動線を確保するとともに、案内板の設置や交通誘導などを行っています。
質 問 事 項
一の5 交通局のバス停が多くあるところだが、交通局はこのように利用者に過度な負担をかけることについてどう考えているか伺う。
回 答
交通局では、工事に伴う歩行者動線等の変更に際して、お客様の安全に留意し、バリアフリー動線の確保や案内などの対応を行うよう、開発事業者等に求めています。
質 問 事 項
一の6 これらの問題を解消するために、従来通り駅前にバス停に行くための横断歩道と信号機を設置すべきだが、見解を伺う。
回 答
御質問の場所においては、道路と立体交差する形で、工事車両の搬入路の建設が進められており、信号機の設置に必要な高さが確保できないほか、橋脚等により車両運転者からの視認性が悪く、横断歩道を設置したとしても歩行者の安全が確保できないことから、現況では、信号機と横断歩道の設置は困難と考えています。