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質問・条例提案

2024.10.04

文書質問 都立スポーツ施設、大場川堤防について 和泉なおみ(葛飾区選出)

2024年第3回定例会で以下の文書質問を提出しました。

2024年第三回都議会定例会
文書質問趣意書
提出者 和泉なおみ

質 問 事 項
一 都立のスポーツ施設について 
二   大場川堤防の整備について

答 弁
一 都立のスポーツ施設について 
二   大場川堤防の整備について

 

文書質問PDF


一 都立のスポーツ施設について

  新型コロナウイルスが五類に移行後、感染拡大の波を繰り返しながらも、都民の社会生活はコロナ禍前に戻りつつあります。
  コロナの感染拡大中は、大会などを実施できなかった各スポーツ団体も、徐々に通常の運営へと移行しています。しかし、大会参加費が大きな収入源となっているスポーツ団体にとって、財政運営に大きな打撃となったコロナ禍の影響は、拭いきれていません。
  私は、葛飾区のスポーツ団体から話を伺いましたが、「都立のスポーツ施設は利用料、駐車料、ともに高い。もっと利用しやすい料金設定にしてほしい」との、要望が出されました。
  利用者がそのような切実な要求を持っているときに、都は、2023年8月東京体育館利用料の大幅な値上げを行いました。都民のスポーツ意識を醸成し、健康で文化的な生活を営む権利を保障する観点からも、スポーツ団体への支援は欠かせないものと考えます。

 アマチュアスポーツ団体が都立スポーツ施設を利用する場合の利用料については過度な負担とならないようにすることが必要だと考えますが、いかがですか。

 大会関係者は、必要な資材などの搬入に自動車を利用します。駐車料金の負担を軽減するために、極力台数を抑える、何人かで乗り合わせるなどの工夫をしていても、駐車料の負担は重いものになっているとのことです。施設によっては、駐車料金に上限を設定しているところもありますが、上限の有無、上限の額も施設ごとに異なります。「せめて、大会関係車両は駐車料金を無料にしてほしい」と切実な声を聞いています。この声に応えることを求めますが、いかがですか。

 都立の施設は、指定管理者ごとに、ホームページの仕様が異なっています。使用料はどのページから見ることができるのか、駐車場台数は何台あって、駐車料金がいくらなのか、施設によっては、体育館や会議室などの部分ごとのページにアクセスしなければ収容人数や利用料がわからないところもあるなど、一覧性、縦覧性に欠けているのが実態です。また、利用予約の方法も施設のホームページから予約できるところと、予約できないところがあるなど、利便性の課題があります。
   指定管理者ごとのホームページではなく、仕様を統一するべきではありませんか。都の見解を求めます。

二  大場川堤防の整備について

  私は2019年第3回定例会文書質問で、大場川の堤防の整備について取り上げました。
都は、「大場川を含む9河川は、都市の中にある貴重なオープンスペースであり、豊かな自然環境も有することから、事業の実施に際しては、可能な限り水生生物の生息環境等を保全し、また、人々が水辺に親しみ、自然と触れ合える河川として整備し、親水機能を高めていく」として、必要に応じてしゅんせつも行い、「今後の事業実施に向け、現在葛飾区が管理している堤防道路を含め親水空間の整備について、区と連携して検討を進めています。」と、答弁しました。その進捗状況と今後の見通しについて、伺います。

1 大場川の整備は、2019年以降、何が、どこまで進んでいるのでしょうか。今年度の計画はどのようになっていますか。

 堤防の整備完了まで、どのようなプロセスでどのような検討を行って進んでいくのですか。

 親水空間の整備については、葛飾区とどのような協議を行い、どのように連携していくのですか。

 親水空間の整備については、地域住民の声を聞き、反映させることが地域から愛され、親しまれる親水空間となるために欠かせないと考えますが、都はどのように取り組むのですか。

令和6年第三回都議会定例会
和泉なおみ議員の文書質問に対する答弁書 

質 問 事 項 

一  都立のスポーツ施設について

 アマチュアスポーツ団体が都立スポーツ施設を利用する場合の利用料については過度な負担とならないようにすべきだが、見解を伺う。

回   答
  都立スポーツ施設では、都民へのスポーツ振興に寄与する役割を踏まえ、その料金について、アマチュア団体の利用を想定した料金区分を、他の区分より低い水準としています。

質 問 事 項
 一の2 大会関係者は、必要な資材などの搬入に自動車を利用する。施設によって、駐車料の上限の有無、上限の額も異なるが、「せめて、大会関係車両は駐車料金を無料にしてほしい」との声もある。この声に応えるべきだが、見解を伺う。

回   答 
  都立スポーツ施設の駐車場料金は、周辺駐車場の料金相場などを勘案した上で、公共施設であることにも配慮して指定管理者が設定しています。

質 問 事 項
一の3 都立の施設は、指定管理者ごとに、ホームページの仕様が異なっており、一覧性、縦覧性に欠けている。また、利用予約の方法も施設のホームページから予約できるところと、予約できないところがあるなど、利便性の課題がある。指定管理者ごとのホームページではなく、仕様を統一するべきだが、都の見解を伺う。

回   答
   都立スポーツ施設に関する収容人数や料金等の情報については、都が運営するホームページ上で一体的に発信しており、詳細は各施設のホームページを参照することができます。
  各施設では、それぞれの特性に応じて、ホームページを整備・運営しており、予約についても、利用者の特性等も踏まえ適切に案内しています。

質 問 事 項 

二  大場川堤防の整備について
大場川の整備は、2019年以降、何が、どこまで進んでいるのか。今年度の計画はどのようになっているか伺う。

回   答
 大場川は、「利根川水系中川・綾瀬川圏域河川整備計画(東京都管理区間)」において、高潮、耐震対策による堤防の強化を実施していくことが位置付けられています。
  今年度は、引き続き地質調査を実施するとともに、堤防の強化内容について検討する基本設計などを実施しています。

質 問 事 項
 二の2 堤防の整備完了まで、どのようなプロセスでどのような検討を行って進んでいくのか伺う。

回   答
  堤防整備に当たっては、測量調査や地質調査を実施の上、基本設計、詳細設計を踏まえて工事に着手していきます。 設計に当たっては、工事用の搬入路、既存樹木等の現場条件などを考慮して進めていきます。

質 問 事 項 
 二の3 親水空間の整備については、葛飾区とどのような協議を行い、どのように連携していくのか伺う。

回   答
  親水空間の整備については、維持管理を行う葛飾区と連携して検討を進めていきます。

質 問 事 項
二の4 親水空間の整備については、地域住民の声を聞き、反映させることが地域から愛され、親しまれる親水空間となるために欠かせないが、都はどのように取り組むのか伺う。

回   答
  大場川は、都市の中にある貴重なオープンスペースであり、貴重な自然環境であることから、事業の実施に際しては、人々が水辺に親しみ、自然と触れ合える河川として整備し、親水機能を高めていくこととしています。
  工事の実施に当たり、地域住民への説明の機会を設けていく予定としています。

 以上