文書質問 特定整備路線補助第26号線について、機動取得推進課と用地取得について 米倉春奈(豊島区選出)
2024年第3回定例会で以下の文書質問を提出しました。
2024年第三回都議会定例会
文書質問趣意書
提出者 米倉春奈
質 問 事 項
一 特定整備路線補助第26号線について
二 機動取得推進課と用地取得について
答 弁
一 特定整備路線補助第26号線について
二 機動取得推進課と用地取得について
1 特定整備路線補助第26号線(豊島区千早4丁目~要町3丁目)の拡幅に向け、用地買収と工事が進められている。
用地取得率や行ってきた工事の内容について、状況を伺う。
2 今年度の工事の内容はどういうものか。
3 要町3丁目交差点は、拡幅で車道と歩道となる予定地に、立派な樹木が複数植わっている。これらの樹木を保存すべきだが、どういう対応をしてきたか。計画についても伺う。
4 地域住民からは、樹木保全を求める声、道路工事の状況について都の説明会を求める声が出ている。住民に説明の場を作るべきではないか。
1 都は今年度、機動取得推進課を新設した。豊島区では、各路線にどのように配置されているのか。
2 今年度、機動取得推進課は、各路線の権利者にどのような対応をしているのか伺う。
用地取得は、任意折衝による円満解決が原則だ。しかし都は、道路建設などの用地取得を行う際の「『建設局土地収用制度適用基準』の運用」を改悪し、「事業用地の取得は、任意折衝による円満解決を原則とする」という方針を削除し、より積極的に土地収用制度を活用できるようにした。収用制度の活用を権利者にちらつかせ、脅しに使うようなことはあってはならないし、「運用」の改悪は撤回を求める。
令和6年第三回都議会定例会
米倉春奈議員の文書質問に対する答弁書
質 問 事 項
一 特定整備路線補助第26号線について
1 特定整備路線補助第26号線(豊島区千早4丁目~要町3丁目)の拡幅に向け、用地買収と工事が進められているが、用地取得率や行ってきた工事の内容について、状況を伺う。
回 答
補助第26号線(千早)は、市街地の延焼を遮断し、避難路や緊急車両の通行路となるなど、地域の防災性を向上させる特定整備路線であり、豊島区千早四丁目から要町三丁目に至る延長460メートルの区間で事業を実施しています。
令和6年10月1日時点で約95パーセントの用地を取得しており、これまでに連担して用地が取得できた区間で排水管及び電線共同溝の設置工事を実施してきました。
質 問 事 項
一の2 今年度の工事の内容はどういうものか伺う。
回 答
令和6年度は、要町三丁目交差点付近で排水管及び電線共同溝の設置などの工事を実施しています。
質 問 事 項
一の3 要町3丁目交差点は、拡幅で車道と歩道となる予定地に、立派な樹木が複数植わっている。これらの樹木を保存すべきだが、どういう対応をしてきたか。計画についても伺う。
回 答
拡幅整備に伴い影響を受ける街路樹については、今後、調査を実施し、その取扱いについて検討していきます。
質 問 事 項
一の4 地域住民からは、樹木保全を求める声、道路工事の状況について都の説明会を求める声が出ている。住民に説明の場を作るべきだが、見解を伺う。
回 答
地域の方々からの問合せに対しては、個別に対応してきています。また、工事の実施に当たっては、工事のお知らせを戸別配布するとともに、広報看板の設置など工事内容の周知を行っています。
今後とも、地元の理解と協力を得られるよう、丁寧な対応に努めていきます。
質 問 事 項
二 機動取得推進課と用地取得について
1 都は今年度、機動取得推進課を新設した。豊島区では、各路線にどのように配置されているのか、伺う。
回 答
都は、防災上の効果が高く、都民の生命と財産を守る極めて重要な道路である特定整備路線において、事業効果の早期発現が見込まれる用地を集中的に取得することなどを目的に、機動取得推進課を設置しました。
機動取得推進課では特定整備路線を12路線担当しており、そのうち豊島区では、補助第82号線(上池袋・池袋本町)、補助第81号線(南池袋)及び補助第26号線(千早)が該当し、8班16名が他の路線も含め、担当しています。
質 問 事 項
二の2 今年度、機動取得推進課は、各路線の権利者にどのような対応をしているのか伺う。
回 答
機動取得推進課は、生活再建をきめ細かに支援するなど、関係権利者の個別事情に寄り添った丁寧な対応を実施しています。
引き続き、権利者の方々の理解と協力を得ながら用地取得を進めていきます。
以上