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質問・条例提案

2025.03.04

国民健康保険の18歳までの均等割保険料(税)ゼロ円条例の提案

 日本共産党東京都議団は、第1回定例会に「国民健康保険の18歳までの均等割保険料(税)ゼロ円条例」を提案しました。

★左から、清水とし子、藤田りょうこ、里吉ゆみ、原のり子、福手ゆう子の各都議

250304 国保18歳までの均等割ゼロ円条例パネル

条例文(子どもの属する世帯に係る国民健康保険料又は国民健康保険税の補助に関する条例(案)


国民健康保険の18歳までの均等割保険料(税)ゼロ円条例の提出について

2025年3月4日
日本共産党東京都議会議員団

1、条例案の主な内容
○国民健康保険には、子どもも含めて国保に加入する家族が1人増えるたびに数万円ずつ保険料(税)が増える均等割の仕組みがあります。この均等割のうち、子ども(18歳になる年度の年度末まで)にかかる分の額を減免する区市町村に対し、補助を行います。
○減免した子どもの均等割の全額を都が補助し、子どもの均等割負担をゼロ円にします。

2、提案理由
 国保の均等割は、国保に加入する全ての家族に定額の負担がかかる、人頭税のような仕組みです。そのため、国民健康保険料(税)の負担は子どものいる世帯にとってとりわけ重いものになっています。所得税の課税最低限である「103万の壁」について議論がされていますが、国保の均等割はどんなに所得が少なくても、子どもであってもかかります。子どもの均等割は、子どもの貧困対策にも、子育て支援にも逆行するものです。
 国は子どもの均等割の負担軽減の制度を作りましたが、小学校入学前の子どもに限って、半額にするだけです。
 東京都は保育料、子どもの医療費、学校給食費などの無償化を進めていますが、国民健康保険料(税)については独自の対策は行っていません。国に先駆けて、負担軽減に踏み出すことが重要です。
 したがって、都として独自に18歳までの均等割保険料(税)の負担をなくすため、本条例案を提案するものです。

以上