ご意見・ご要望
ページトップヘ

質問・条例提案

2025.03.28

東京都障害者情報コミュニケーション条例について

 3月28日の都議会本会議で、東京都障害者情報コミュニケーション条例(正式名称:東京都障害者による情報の取得及び利用並びに意思疎通に係る施策の推進に関する条例)が全会一致で可決・成立しました。
 この条例は、日本共産党都議団を含む超党派のプロジェクトチームで検討を重ねてきたもので、議員提出の条例として成立しました。

  • 条例全文(PDF)
  • 記者会見の動画(条例を検討してきた超党派のプロジェクトチームのメンバーなどが3月28日に行った記者会見です)

記者会見での原のり子都議の発言

 みなさんこんにちは。日本共産党都議団の原のり子です。
 私たちの会派からは、大山とも子議員と私がプロジェクトチームに参加しました。
 今日は本会議の時に、小松座長が趣旨説明をされた時に、思わずみんなで拍手をしてしまうということで、本当にみんなでまとめ上げてよかったなというふうに思っています。

 手話言語条例ができた時に、喜びの声とともに、他の障害についても情報保障が行われるようにしてほしいという声もたくさん私たちのもとに寄せられていました。
 障害があってもなくても、また、どのような障害であっても、必要な情報を同じように受け取ることができて、コミュニケーションを図れるということは誰にも保障されるべき権利だと思います。この権利だということが前文に位置づけられたということが大変重要だと思っていますし、うれしく思っているところです。
 また、様々、政治的な主張や立場が違っても、超党派で一緒に障害当事者の方や研究者の方、支援者の方のお話を聞く中で、みんなで認識を深めていったことがとても重要だったと思っています。
 そういう中で、共産党都議団としても、改めてPTでの議論を踏まえて合理的配慮の意味について専門家の先生から学ぶなど、よりよいものにしていく努力をしてきたところです。

 この間いろいろ助言いただいた専門家の先生方にも、そろそろまとまりそうですという報告をしたときに、条例は作って終わりではなく、条例を使って具体的にどう改善していくかだと、重要なご指摘もいただいたところです。
 また、ヒアリングをさせていただいた障害当事者の方から、条例はどうなっていますかというメールが、問い合わせが、私たちの方にも来ていまして、もうすぐ成立できそうですよと言ったら本当に喜んでおられました。

 条例では、今回、先ほどお話にもありましたけれども、障害者や都民の方々の意見を踏まえて、実施状況を確認をしていくということと、3年後の見直しも障害者の方の意見を聞いてやっていくということが位置づけられたことも、非常に重要だと思っています。
 障害者の方々がこの条例があって本当によかったと思ってくれるように、都議会全議員で力を合わせてこれから取り組みをしていけたらいいなと思っています。以上です。

★記者会見で発言する原のり子都議(2025.3.28)